お薬手帳の役割

こんにちは。事務員のいべです。

今日は真面目に薬局のこと、「お薬手帳の役割」について、お話します。

いまさら感ありますが、患者さんをみていると「持って入るけど、なんの役に立つのかあまり浸透してないな」と感じるので、改めてその重要性について、お伝えしておこうかと。


薬局スタッフも意外と知らなかったりするので、患者さんに「なんでお薬手帳が必要なの?」と聞かれて、答えられるか怪しい、、、笑


では、なぜお薬手帳が必要なのか?


厳密には「絶対必要」ではありません。ただ、あると便利!


お薬手帳の役割その①

服用中のお薬の名前、効果を医師や薬剤師に正しく伝えることができる

自分が飲んでる薬の名前、きちんと覚えて伝えることはなかなか難しいです。カタカナや漢字の長い名前が多いですし、ましてや5mg、10mgなど「規格」と呼ばれる有効成分の含有量まで伝えるのは難しいです。

そこで、お薬手帳をパッと見せれば、「私は覚えてないけどお薬手帳みてもらえればわかるから」と、なるわけです。

便利でしょ?

これは緊急で病院にかかった時や、ドラッグストアなどで市販のお薬を買うときに役立つシュチュエーションです。


お薬手帳の役割その②

複数の病院にかかった時、過剰摂取や飲み合わせについて、確認することができる

お薬は、似たような効果のもの、1日の摂取量に制限があるものなど、さまざまな特性があります。

その特性を日常生活で細部まで理解することは難しいです。医師も知らない薬があったりします。

お薬手帳を薬剤師に見せれば、過剰摂取を防ぐことができたり、飲み合わせの安全性を確認できたり、それによって、安心してお薬を飲むことができます。


お薬手帳の役割その③

もしも災害に遭って、お薬がなくなってしまったら、お薬手帳で薬を処方してもらうことができる

お薬手帳が最大の効力を発揮するのは非常時です。例えば、地震や大雨、台風などの自然災害で、かかりつけの病院や薬局も被災してしまい、お薬がなくなってしまった時や、緊急避難で薬を忘れてしまった時など、お薬手帳を見せれば薬を処方してもらえます。

実際、東日本大震災で、お薬手帳を持っていた方がその重要性を訴えています。


役割その③は意外と知られていなくって、薬局で「お薬代が安くなる」としか知らない方もいます。


3ヶ月以内位の再来局で、10円〜40円程度お薬代が安くなるのはそうなのですが、、、


そんだけかい。ってなりそうで💦きちんとお薬手帳の役割は伝えていきたいですね。

薬局で無料でお渡ししていますので、気になったら私たちに声かけてください!